過払い金請求を専門家に依頼した場合の費用相場
過払い金請求をしたいと思っているけど、司法書士・弁護士のどちらの事務所にすればいいのかわからず迷っているという方は多いのではないでしょうか。実際にかかる過払い請求の費用や手続きなどが詳しくわからないというのも原因のひとつだと思います。
過払い金請求では、安さを重視して事務所を選ぶのは得策ではありません。費用を安くできたとしても、事務所によっては過払い金の返還額が変わってくることもあります。安さで選んでしまって、戻ってくる過払い金が少なかったらもったいないことです。
今回は司法書士と弁護士に依頼した場合の費用の相場とメリットをご説明します。また、過払い金請求の裁判にかかる費用などもご説明します。
■もくじ
過払い金請求を専門家に依頼した場合にかかる費用一覧
過払い金請求で実際にかかる費用をご説明します。こちらの費用は、借金を完済しているか・現在も返済しているかで金額が少し変わります。
いくつもあって高額になるのではないかと不安に思うかもしれませんが、順を追って説明します。
相談料 | 過払い金相談する際にかかる費用です。30分5000円~のところもあります。みどり法務事務所は無料で受け付けております。 |
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着手金 | 実際に依頼する際に必要な費用です。相談料・着手金は完済していても返済中でもほぼ変わりません。 |
基本報酬 | 貸金業者との取引経過の開示の手続きや交渉等を司法書士や弁護士が代わりにおこなう際にかかる費用です。完済している場合は無料が多く、返済中の場合は1社2~3万または無料になる可能性があります。 |
成功報酬 | 過払い金が戻ってきた時に、回収した過払い金から決められた割合が費用として掛かり、差し引かれます。20%が相場となっています。裁判をした場合は25%が相場となります。 |
減額報酬 | 債務整理をおこなった場合、司法書士や弁護士が貸金業者と交渉します。実際に借金が減額されると、報酬として費用が差し引かれます。減額した分の10%となっています。 |
実費 | 書類の郵送や移動の際の交通費、収入印紙、裁判の手数料など、実際にかかった費用が別途上乗せされる可能性があります。 |
その他 | 事務所によって、通信費や事務手数料をとる場合もあります。こちらは振込手数料という名目で発生することがあります。ですが、これらの料金は着手金や基本報酬に含まれることもありますので、相談の際に聞いてみましょう。 |
過払い金請求を専門家に依頼した場合の費用相場
続いては、司法書士や弁護士に依頼した場合の相場の費用をご説明します。連合会のルールにより、費用の上限があるのであまり差はないかもしれませんが、それぞれの費用の相場を確認し、自分にはどちらが合っているか見定めることも大切です。
司法書士に依頼した場合の費用相場
司法書士の方は弁護士よりも費用が明確に決まっているので、見積もりを計算しやすいです。みどり法務事務所は、過払い金請求についての相談料と着手金は無料となりますのでお気軽にご相談ください。
弁護士に依頼した場合の費用相場
弁護士に依頼する場合は、着手金の上限がないということがネックとなります。電話相談の際に着手金がいくらになるのは聞いておきましょう。
司法書士や弁護士に支払う費用は連合会で上限が定められている
司法書士は日本司法書士連合会、弁護士は日本弁護士連合会によって、過払い金請求の上限金額が決まっています。厳罰はありませんが、どこの事務所もそのルールを順守していますので、法外な費用になることはまずありません。
事務所によっては費用の設定があいまいになっていたり、オプション料がついているところもあります。余分に支払いを強いられないように事務所選びには注意しましょう。
過払い金請求の裁判にかかる費用
過払い金請求の裁判をおこなったときにかかる費用は、過払い金の請求額で異なってきます。
収入印紙
過払い金請求を裁判でおこなう際に、裁判所に支払う手数料は収入印紙で支払います。収入印紙の金額は請求する過払い金の金額によって変わってきます。
請求する過払い金が100万円以下の場合
100万円以下の場合、10万円につき1000円となります。10万円ずつ1000円加算される計算となります。
請求する過払い金が100万1円~500万円場合の場合
100万円から120万円からは収入印紙の代金は11000円になります。こちらは20万円ずつ1000円加算される計算となっています。
郵券代(予納郵券)
郵券代とは、裁判所から貸金業者に対して訴状や取引経過などの書類を送付する際に必要になる費用です。
各裁判所の郵券代
郵券代は原告側が負担しますが勝訴すれば貸金業者に請求できます。過払い金請求の裁判では、1社あたり6000円ほどの郵券代がかかります。
代表者事項証明書
過払い金請求の裁判では、「代表者事項証明書」というものが必要になります。これは貸金業者の商号・所在地・代表者名等が記載されています。
裁判を起こすために、実際に貸金業者が実在するか確認するために必要になります。1通あたり600円かかり、近くの法務局や出張所で取得可能です。
訴訟手数料・日当交通費等
事務所によっては裁判をおこなう際に別途費用が掛かる場合にもあります。代理人が裁判所に出廷する際にかかった交通費や日当・書類作成手数料などがこれにあたります。
訴訟手数料は1社あたり5万円、裁判所への出廷1回につき1万円等、これらは事務所によって変わります。また交通費や日当を無料にする地域もあるため、しっかり確認しておきましょう。
費用が安いからという理由だけで依頼先を選ぶのはリスクがある
いざ過払い金請求を司法書士や弁護士に相談するとなっても、安さで選ぶのはリスクがあります。まず費用とともに事務所に過払い金請求の実績や裁判まで提案してくれるかどうか確認しましょう。
わからないことや不安なことを丁寧に説明し解消してくれる事務所を選びましょう。安さだけで選ばず信頼できる事務所にすることが大切です。
前払い?後払い?専門家に費用を支払うのはいつ?
ここで疑問に思うかもしれませんが、いつ専門家に費用を支払うのかということです。依頼したくても費用が用意できないと思った方もいるかもしれません。
ですが、相談料や着手金が無料で依頼できる事務所もあります。まずは無料のメールや電話相談で初期費用がいくらかかるか聞いてみましょう。例えば支払い方法を一緒に相談してみると、回収した過払い金から初期費用含めて差し引くなどの対応も可能かもしれません。
不安要素も含めて、あなたの事情を聴いて鑑みてくれる事務所を探していくといいでしょう。みどり法務事務所なら過払い金請求についての相談料、着手金は無料で依頼を受け付けております。過払い金があるか調べるだけなら無料でお受けできますので、お気軽にご相談ください。
費用の清算の流れ
費用の清算の流れとしては、実際に専門家が依頼を受け、過払い金が返還できた場合、一度依頼先の事務所に振り込まれます。そこから手続きにかかった費用を差し引いた金額があなたの口座に振り込まれます。
司法書士や弁護士に過払い金請求を依頼するメリット
過払い金請求は手続きがたくさんあり、個人でおこなうには休みを取っておこなわなければなりません。仕事が忙しい方や、あまり周囲の人に知られたくない方は、個人でおこなうのはおすすめできません。
過払い金請求の実績がある事務所や専門家は、過払い金請求の手順や交渉の流れも熟知しています。
貸金業者との交渉で良い条件で解決できる
実績がある事務所は、貸金業者に対してどのくらい返還できるか把握しています。
あなたの主張と貸金業者の主張を聞いた上で、できるだけ多く過払い金を回収します。専門家は貸金業者がどう出るかわかっているので、個人でおこなうより損せずに和解できます。
時間や手間がかからない
先述しましたが、過払い金請求手続きは個人でおこなうのはとても時間がかかります。
場合によっては裁判での手続きが必要となりますので、平日の日中に休みを取る必要もあります。普段仕事している方からすると手続きがとても面倒ですが、専門家に依頼することで手間や時間を大幅に節約できます。
家族や会社に内緒で過払い金請求ができる
自分で過払い金請求をおこなう場合、催促も止まりませんし、貸金業者とのやり取りが発生します。貸金業者との電話を家族がとってしまうとバレてしまうリスクがあります。
専門家に依頼することで家族や周囲の方に知られるリスクがグッと減ります。また電話ではなく、メールで連絡をお願いすることで電話のやり取りから気付かれることも防げます。
貸金業者からの取り立てがストップ
司法書士や弁護士に依頼すると、その時点で事務所から貸金業者に受任通知を送ります。これが貸金業者に届くと、取引をする窓口は依頼した事務所で引き受けてもらえますので貸金業者からの連絡が止まり、返済も一時的に止まります。
個人で取引や交渉をする場合は催促や返済は止まらないため、専門家に依頼するメリットの一つとなります。
みどり法務事務所に過払い金請求を依頼した場合にかかる費用
みどり法務事務所ではメールまたは電話で状況をお伺いし、過払い金があるか判断します。詳しい調査は面談でお受けしております。
過払い金を調査してみて、なければその時点で終了となりますのでご安心してください。
相談料 |
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0円 |
初期費用 |
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0円 |
※過払い金が戻ってこなければ費用0円
※取り戻した過払い金の中から報酬をいただきます。費用に関しては、お気軽にお問い合わせください。
過払い金の利息も回収したい場合はみどり法務事務所にご相談ください
みどり法務事務所は過払い金請求の実績も豊富にあります。相談料・着手金無料で、お話をお聞きすることができます。
電話で周囲に気づかれたくない場合は、メールでも受け付けております。まずはお気軽にご相談ください。