クレジットカードのキャッシングも過払い金請求できる

過払い金はアコムやプロミスなどの消費者金融をはじめ、ニコスカードやセゾンカードなどのクレジットカード会社でも発生しているケースがあります。

当事務所にご相談される方の中にもクレジットカードは過払い金請求の対象外だと思われている方もいらっしゃいます。

ここでは、クレジットカードの過払い金請求についての基本情報や注意点を解説していますので参考にしてください。

クレジットカードの過払い金請求について

過払い金請求は、グレーゾーン金利での取引があった場合におこなうことができます。クレジットカードのキャッシングを利用している場合、過払い金が発生している可能性があります。

ここで注意していただきたいのが、クレジットカードの2つの機能です。クレジットカードにはキャッシング枠とショッピング枠の2つの機能がありますが、過払い金が発生するのはキャッシング枠のみです。

ショッピング枠の利用がいくらあったとしても過払い金は発生することはないのでご注意ください。

ショッピング枠は借金ではなく立替金

キャッシング枠は借金ですが、ショッピング枠はあくまでもクレジットカード会社がお金を立て替えた立替金なので、クレジットカード会社に支払った分割手数料は利息ではありません。

過払い金請求は借金の利息を払い過ぎていた場合におこなえる手続きなので、ショッピング枠の分割手数料では過払い金が発生しません。

過払い金が発生するのはどんなクレジットカード会社？

2007年以前まではアコムやプロミスなどの消費者金融と同様に、多くのクレジットカード会社もグレーゾーン金利を設定していました。

キャッシングの額が10万円未満は年20％以上、10万円以上100万円未満は年18％以上、100万円以上は年15％以上の金利はグレーゾーン金利となります。

このようにグレーゾーン金利を設定していたクレジットカード会社は過払い金が発生している可能性が高いです。

過払い金が発生している可能性があるクレジットカード会社

ここでは、過払い金が発生している可能性があるクレジットカード会社を記載しています。

もし、過去に以下のクレジットカード会社のキャッシングを利用したことがある場合は過払い金の調査することをおすすめします。

過払い金が発生している可能性があるクレジットカード会社

エポスカード、セゾンカード（クレディセゾン）、三菱UFJニコス、イオンカード（イオンクレジットサービス）、セディナ（旧セントラルファイナンス、OMCカード、クオーク）、ライフカード、オリエントコーポレーション、アプラス、ジャックス　など

みどり法務事務所は、過払い金の調査を無料でおこなうことができますので、お気軽にご利用ください。

クレジットカードの過払い金請求の注意すべきポイント

クレジットカードのキャッシング枠は過払い金請求できると解説しましたが、クレジットカードの過払い金請求には注意すべきポイントが3つあります。

これらの注意すべきポイントを知らずに過払い金請求をしてしまうと、過払い金請求の失敗につながってしまいます。

これからクレジットカードの過払い金請求をする場合は、以下のポイントに気をつけて手続きをおこなってください。

ショッピング枠の利用がないか要確認

クレジットカードの過払い金請求をする場合、必ずショッピング枠の利用がないか確認してください。

ショッピング枠の利用がある状態で過払い金請求をすると、取り戻した過払い金はショッピング枠の返済に充てられます。

過払い金がショッピング枠の利用額より多い場合は問題ありませんが、ショッピング枠の利用額の方が多い場合は、ブラックリストにのってしまいます。

ブラックリストにのるのを避けたい場合は、ショッピング枠の利用額を0にしてからおこなってください。

請求先のカードが利用できなくなる

業者によって異なりますが、クレジットカードの過払い金請求をすると、請求先が発行しているクレジットカードの利用ができなくなります。

請求先が発行しているクレジットカード以外にも、同じ系列のグループ会社が発行しているカードも利用できなくなる可能性が高いです。

ただし、請求先以外のクレジットカードは問題なく利用できますのでご安心ください。

請求先のクレジットカードで公共料金や携帯電話の料金などを支払っている場合は、過払い金請求をする前に別のクレジットカードに変更してください。

過払い金請求の時効に注意

クレジットカードのキャッシング枠を完済している場合は、時効にご注意ください。過払い金請求の時効は最終取引日を起算日としてそこから10年です。

ただし、クレジットカードの過払い金請求の場合は、時効の起算日が曖昧になるケースがあります。

通常、過払い金請求の時効の起算日は最終取引日となりますが、クレジットカードの場合は、時効の起算日がクレジットカードの年会費を支払った日になる可能性があります。

キャッシング枠を完済した後もカードの年会費を支払い続けている場合は、完済後10年が経過していても過払い金請求ができる可能性があります。

しかし、法律で明確に決まっているわけではなく、一般の方が判断することはむずかしいので、みどり法務事務所の無料相談をご利用ください。

クレジットカードのリボ払いは過払い金請求できる？

クレジットカードのキャッシングの返済方法にはリボ払いがありますが、リボ払いで返済している場合、過払い金は発生するのでしょうか？

まず過払い金はグレーゾーン金利の取引がある場合に発生するので、リボ払いでもグレーゾーン金利での取引がある場合は過払い金請求ができます。

ただし、過払い金請求ができるのはキャッシング枠のリボ払いのみで、ショッピング枠のリボ払いは、そもそも借金ではなく立替金なので対象外です。

リボ払いで返済している場合は毎月の返済額を抑えられますが、返済期間が長くなってしまいます。しかし、返済期間が長期化しているということは、その分過払い金の発生額も高額になっている可能性が高いです。

クレジットカードの過払い金請求はみどり法務事務所にお任せください

クレジットカードの過払い金請求は、知らずにおこなうとブラックリストにのってしまったり、手続き後にカードが使えなくなるなどのデメリットがあります。

ブラックリストを避けたい方や、過払い金請求後の生活に不安がある方は、一度みどり法務事務所にご相談ください。当事務所は相談料を一切いただいておりませんので、お気軽にご相談ください。

過払い金請求・クレジットカードについてよくある質問

過払い金請求・クレジットカード よくある質問1

過払い金請求・クレジットカード よくある質問2

過払い金請求・クレジットカード よくある質問3

過払い金請求・クレジットカード よくある質問4

過払い金請求・クレジットカード よくある質問5